きょうはニール・ドナルド・ウォルシュの「新しき啓示」(The New Revelations)から。
珠玉の言葉がたくさん出てくるが、すこしずつ。
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──宗教と霊性は、どこが違うんですか?
一方は制度で、もう一方は体験だ。
宗教は、ものごとのあり方についての具体的な考え方を中心に築かれた制度だ。
その考え方が固まって石に刻まれると、教義とか教理と呼ばれる。そうなれば、とても反論はできない。組織的宗教は、とにかく教えを信じなさいと要求する。
霊性は、何かを信じろとは要求しない。それより、自分の体験に気づきなさいと促しつづける。
他人に言われたことではなく、自分自身の体験が自分にとっての権威になるのだと。
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新しき啓示 ニール・ドナルド・ウォルシュ(サンマーク出版)より
「自己の安らぎを学べ」伝承によるのではない、まのあたり体得されるこの安らぎ」を伝える。ブッダもそのように伝える(スッタ・ニパータ)。
仏教にしても、教義体系などはずっとあとから作られる。そして教団も組織もそうだ。
そうして、それらはつ台に強固になって固くなって、自由な魂を抑圧してくる。しかし、そのことでかえって、安心・安住する人々もたくさんいるわけだが。