過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

創価と公明(2)公明党の存在が、いちばんの底力と感じ

都議選で全員当選した公明党の存在が、いちばんの底力と感じる。都民ファーストは、いっときのブームで、次回はどうなっているのかわからない。民進党はまったく魅力なし。下降の一途。自民党は、創価の支えなくして勝てなくなっている。

公明党の脅威は、つねに政権与党にいることだ。国政では自民党と。東京都では都民ファーストと。大阪府では維新の会と連立している。組んだ相手は、創価の下支えによって勝てたということを知っている。公明党に頭が上がらない。

公明党は、無党派層には弱い。創価アレルギーがあるからだ。毎日新聞共同通信社など7社が行った出口調査による無党派層の投票傾向によると、都民ファースト:30% 共産党:20% 自民党:13% 民進党:10%。公明党は10%以下だ。しかしそれでも勝ったということは、組織力の盤石さをあらわしている。

注目すべきは、無党派層共産党が食い込んでいること。20%を占める。無党派層としては、自民党はダメ、しかし民進党はもっとダメ。創価は嫌だから公明党には入れたくない。とすると、消去法で共産党というなのだろうか。共産党は、党名もかえて、たとえば「共生党」とか。党首もかわれば(どんな人がいるのか知らないけど)、さらに躍進すると思う。

創価共産党とは、独善と排他性というところで体質が似ている。創価共産党は、ますます敵対することになると思う。ところで、公明党はこのまま盤石なのかどうか。気になるのは、創価をここまでの大勢力にしたリーダー、池田大作氏の健康状態だ。池田氏はこの10年以上、ほとんど公式の場には姿をあらわしていない。

だが、池田氏が亡くなったとしても、影響はさほどないと思う。内部分裂も起きそうにない。亡くなった後に、急速に神格化が進み、日蓮を超える末法の本仏、真正の本仏という位置になるのだろうか。日蓮主義からも離れて、池田主義になっていくのだろうか。そうしたとき、原点である日蓮の精神に帰ろうという動きも出てくる。そこがひとつの動揺の要素だろうか。