過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

二俣の「マルカワの蔵」を訪問

あかりは「ちょうちょ……」と言っては指差していた。世界各国の色鮮やかな蝶々が展示されている。この展示のあと、オマーン国立博物館にすべて寄贈されるというので、これが最後の展示だ。

二俣の「マルカワの蔵」を訪問。もとは酒屋さんで、木造の味わい深い建物と大きな蔵がある。ここを改装してギャラリーにしたのが、3年前。すぐれた作家たちが、次々と訪れては、展示の申し出がある。いまでは二俣の町の名所になった。

NPO法人元気里山が運営している。本島夫妻が、企画から応対まで、一人ひとりのお客さんをたいせつにされている。作家との出会い、訪れる人たちとの出会いと、まさに寄りあいの場になっている。

本島夫妻が、この蔵の展示と人との出会いを、心から楽しんでおられる。そこが、いちばん伝わるところで、居心地のいい空間になっている。本島パパが、コマを回したり、木の玩具を出してきて、あかりとあそんでくれた。