過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

希望者を募って買い物ツアーに

浜松市内から、クルマとバイクが続々と山のほうに向かっていた。コロナ禍にあって、〈まちなか〉から山奥のほうに盛んにドライブにくるようになった。冬のキャンプも賑わう。

ところが、山里に暮らしている人たちは、〈まちなか〉に行きたい。利用者のみなさんが「100均」というので、買い物ツアーに。あかりも一緒に同行させてもらう。

山里暮らしだと、買い物が不便。なにしろ店はほとんど閉まっている。そこで〈まちなか〉に。といっても、二俣という町の人口は5千人くらい。それでも店があるので寄った。

「山の市」という農協直営の生鮮食品売り場。「レモン」という100均。「玖延寺」という600年の歴史のある禅寺。ここの和尚は友人で、なんとオペラ歌手だ。そして「マルカワの蔵」という、酒蔵を改装したギャラリー。いつもあかりをかわいがってくれる。

蔵でお弁当を頂いて、作品を見てまわる。爪楊枝で作られたお城、張り子のお面、一貫張、古布で作られたバッグ、連鶴、発明家協会の作品など。

帰りに、「いっぷくどころ」という道の駅に寄る。焼き芋にアイスクリーム。友人が自分で家を建てて、そこを工房にしている「マエストロ」に寄る。すてきな家具作りをしている。

こうして月に一度、希望者を募って買い物ツアーに出かけてもいいかもしれない。あかりの社会体験にもなるし。