過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

残ったのはこの焦げた地図1枚だけ

田中さん家の焼け跡。3軒が全くの全焼。田中さんは、残ったのはこの焦げた地図1枚だけ、と笑っていた。

きょう、義援金の口座を開設をした。やはりこういうときは、お金が必要。ないと困るし、あっても困らないとぼくは思っている。

けれども、田中さんは、必要以上にものがほしいわけでもないし、ひろくお金を集めてもらうことを願ってはいない。この火事を機に、ミニマムな暮らしに徹していこうとされている。

たしかに、そういう方ではある。だから、池谷が「田中さんがとても困っている」というニュアンスで発信するのは行き過ぎと困っているようなのだ。

ましてや、ひろく広報してお金を募る、というかたちになるのは、やめてもらいたいということだと思う。なので、せっかく開設した口座ですが、公開はしないことにしました。