過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

生き方講座 中国の電気自動車事情

中国で電気自動車の技術指導をしている後藤さんご夫妻が来訪された。そして、腕の手術で退院された帰りということで、竹細工の梅沢さん、そして田んぼ仲間の若林君も寄ってくれた▲後藤さんは、来月の7日に中国にお帰りになる。それでは、楽舎の学校〈らくあん〉で「生き方講座」の講師をしていただこうということになった▲7月4日(土)14時から、お話とフリー座談会の予定(日程は最終確認していない)▲テーマは、中国の製造業の熱気、中国での暮らし、浜松のバイク作りのことなど。参加費無料。

後藤正徳さんは、76歳。ホンダとヤマハで35年、技術管理や設計などの仕事に従事してきた。6年前から、中国の山東省で、電気自動車の技術指導をされている▲かつて、浜松市には数十のオートバイメーカーがあり、各社が競争した結果、いまのヤマハ、スズキ、ホンダが勝ち残った▲「現在の山東省はその頃を思い出させる」と後藤さん。山東省には数百件が軒を連ねる部品市場があり、若い工員たちの熱気がすごい。10年後20年後には山東省の町工場からホンダのようなメーカーが出るかもしれない。

後藤さんは、いま日本に帰国した時の拠点に、春野町暮らしをかんがえている。楽舎が定住促進事業をしていると聞いて、訪ねて来られたのがきっかけだ。いくつか空き家も案内した。▲奥様は中国の方で、とてもおおらかで楽しい。〈らくあん〉で、中華料理教室もやっていただくつもり▲楽舎の学校〈らくあん〉では、7月から、講演、コンサート、移住説明会・相談会を開催していく。