過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

日々、移住相談のお客さんが

きょうは、移住相談のお客さんが二組▲午前中のお客さんは、役場の壁に貼られていたぼくの新聞記事を見て来られた▲なんと中国におすまいだ。山東省で電気自動車の技術指導をされている。ホンダとヤマハで長年、技術管理や設計をされてきた。弁理士の資格もあり、知的財産権についても詳しい▲帰国した時に滞在する家として、春野の山里で暮らしたいということだった。奥様は中国の方で、文化大革命や学生の下放運動のこと、四人組のこと、いろいろと話が盛り上がった▲楽舎の移住センター「らくあん」で、こんど麻婆豆腐をつくってくださるという。

午後は精神科の女医さんで、友人からぼくのことを聞いたという▲岐阜の中津川におすまいだが、仕事場が浜松なので、市内で自然の豊かなところで通いながら仕事をしたいという▲現在、地域の方や都会の方が相談や癒しを求めて遊びに来るので、この山里で、そくんな癒やしや学びの場をつくりたいということであった。

二組とも、話を聞いてみると、共通の友人があったりして、人との縁は不思議なものだとおもしろかった▲なかなか適当な物件や空き家もないので、じっくりと春野のフィールドをみてもらって、縁を深めていきながら探してもらおうと思う▲こうした楽しい方たちが、春野に来てくだされば、うれしい。友が友を呼び、その友がまた友を呼ぶ▲ゆるやかでしかも、刺激的なネットワークがつくられていく。いろいろな遊びができていく。そんなところが、ぼくのいまの事業の楽しみなところだ。