過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

このおばあちゃんも達人の一人

このおばあちゃんも、いつもの散歩でお会いする。ひとり暮らしの86歳。こうしていつもせっせと仕事している。鎌でていねいに草を抜く。ときにエンジン草刈機で刈る。風呂は薪で沸かす。椎茸の原木をはこぶ。

40歳くらいのときに夫を病で亡くして、三人の子どもを育ててこられた。仕事のないこんな山里での子育ては、さぞや大変だったたことと思う。

暮らしぶりは、簡素の一言。◯◯庵という禅寺の風情で、無駄なものがなく、見事に整理され磨き上げられている。お会いするたびに、いつも落ち着いた心地にさせて頂く。地元の達人の一人だ。