過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

動くなら、50代のうちがいい

友人が田舎暮らししたい、来週そちらに行きたいと電話があった▲そもそも4年前に、彼から田舎暮らしのことを聞いて、「へえーー、それもいいなあ……」と思って、ぼくは田舎暮らしに入ってしまった。ぼくはほとんど直感とひらめきで動くから▲でも、その友人はまだ東京暮らし。もう東京暮らしは限界だ、といよいよ動きたいらしい。

動くなら、50代のうちがいいね。60を越してからの田舎暮らしは、ちっとキツいと思う。体力と適応力がいるから▲定年退職してから田舎暮らし、となるとなかなかきキビしい。旦那は、新しい冒険的な気持ちでチャレンジしたいと思っていても、奥さんが、いやがると思う▲だって、いままで培ってきた地元の友達関係を離れて、あらたに田舎で人間関係を築くんだから、それはたいへん▲田舎の人間関係って、すごく閉鎖的で因襲的な印象があるからね。それと、ヘビとか虫とかいて、それも嫌がると思う。

で、あなたひとりでいってらっしゃい。あたしゃ、都会暮らしで生きますから、ということになる。旦那だけ田舎暮らし、たまに都会に帰る。そういうカップルがわりと多い▲でも、一緒に田舎暮らしできたら、ほんとすばらしいけどね。畑を耕して、木工をして、自分たちでつくつた野菜を料理して、毎日、発見が多いし。