過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

空き家の話

先日、空き家のことで相談に来られた地元の方のはなし▲この山里に実家があって、現在は空き家だ。築100年以上の家で、相当に広い。住むことは十分に可能だが、家族で誰も住もうとはしない。空き家のまま放置していても、やがて処分に困ることになる。

家はつぶすとなると、解体費用は100〜300万円くらいかかりそう。でも、解体して更地にしても売れる見込みもない▲また、住むためには水回りなど補修が必要。でも、お金をかけて補修しても、住んでくれる人がいなければ意味が無い。また、こんな山里で高い家賃などとれそうにない▲ということで、家賃はほとんどいらないので、自分で手直しして住んでくれる人がいたらありがたい。そういう話であった。

ちょうど、そんな家に住みたいという人がいたので、近いうちに紹介させてもらうことにした▲こういう話は、これからたくさん出てくると思う。現在もあちこち空き家がたくさん。あと数年したら、もっと増える。やがて廃屋ばかりになって、物騒だ▲いっぽうで都会生活から田舎暮らしを希望する人は多い。そういう人たちに、うまくつなげていければと思う▲まあ、こういうのは手間のかかるややこしい仕事ではあるけど。そのあたり、行政とうまくタイアップしながら、NPO法人を設立して、活動をはじめようと思っている。