過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

【病は業だけが原因ではないとブッダは説く】2025.4.10

【病は業だけが原因ではないとブッダは説く】2025.4.10

業は病の原因の一つであり、心身の行為が果報として病に繋がることがある(『サンユッタ・ニカーヤ』)。
心の状態が業を生み、それが苦しみや病を引き起こす(『ダンマパダ』)。
病は業だけでなく、自然的・環境的要因も含む多様な原因を持つ(『アングッタラ・ニカーヤ』)。
業による病を超越するには、善業と智慧の実践が鍵となる(『マッジマ・ニカーヤ』)。
  ▽
ブッダは、病や苦しみの原因について、すべてを過去の業(カルマ)というわけではなく、多様な要因があることを説いている。

シヴァカがブッダに問うた。
「世尊よ、ある人々は『人が感じるすべての苦しみや幸福、またはその中間的なものは、過去の業に起因する』と言います。このことについて、世尊はどうお考えですか?」

ブッダはこたえる。
「シヴァカよ、ある人々は『人が感じるすべての苦しみや幸福、またはその中間的なものは、過去の業に起因する』と言う。しかし、私はそうは言わない。シヴァカよ、苦しみには次のような原因がある:  
胆汁(Pitta)の不調和  
痰(Kapha)の不調和  
風(Vāta)の不調和  
これら三つの組み合わせ  
季節の変化(Utupariṇāma)  
不注意な行動(Visamaparihāraja)  
外からの攻撃(Opakkamika)  
業の結果(Kammavipāka)
これらは明白であり、誰でも観察できる。すべてを過去の業に帰するのは誤りであると私は説く。」(『シヴァカ経(Sīvaka Sutta)』『アングッタラ・ニカーヤ(増支部経典)』3.99)

(原文パーリ語の一部: Na kho, sīvaka, sabbaṃ kammasamuṭṭhānanti vadāmi… Pittasamuṭṭhānāni pi kho, sīvaka, idhekaccāni vedayitāni… kammavipākajā pi…)
  ▽
胆汁の不調和(Pittasamuṭṭhāna): 体内バランスの乱れ。当時のアーユルヴェーダ的な医学観に基づくもので、消化や熱に関連。

痰の不調和(Semhasamuṭṭhāna): 粘液や水分バランスの乱れによる病気。

風の不調和(Vātasamuṭṭhāna): 体内や外部の「風」(動きや空気)の不均衡。現代では神経系や循環系の問題に近い。

三つの組み合わせ: 上記の要素が複合的に絡む場合。

季節の変化(Utupariṇāma): 気候や環境の変化による影響(例:寒さや暑さによる病気)。

不注意な行動(Visamaparihāraja): 生活習慣の乱れや過労、誤った行動(例:過食や睡眠不足)。

外からの攻撃(Opakkamika): 外部からの物理的危害(例:怪我や暴力)。

業の結果(Kammavipāka): 過去の行為が原因で生じる苦しみや病。

ブッダは、これらが「明白な事実」(paccattaṃ veditabbaṃ)として観察可能であると強調し、業だけが原因ではないこと述べる。

 

【病は業だけが原因ではないとブッダは説く】2025.4.10

業は病の原因の一つであり、心身の行為が果報として病に繋がることがある(『サンユッタ・ニカーヤ』)。
心の状態が業を生み、それが苦しみや病を引き起こす(『ダンマパダ』)。
病は業だけでなく、自然的・環境的要因も含む多様な原因を持つ(『アングッタラ・ニカーヤ』)。
業による病を超越するには、善業と智慧の実践が鍵となる(『マッジマ・ニカーヤ』)。
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ブッダは、病や苦しみの原因について、すべてを過去の業(カルマ)というわけではなく、多様な要因があることを説いている。

シヴァカがブッダに問うた。
「世尊よ、ある人々は『人が感じるすべての苦しみや幸福、またはその中間的なものは、過去の業に起因する』と言います。このことについて、世尊はどうお考えですか?」

ブッダはこたえる。
「シヴァカよ、ある人々は『人が感じるすべての苦しみや幸福、またはその中間的なものは、過去の業に起因する』と言う。しかし、私はそうは言わない。シヴァカよ、苦しみには次のような原因がある:  
胆汁(Pitta)の不調和  
痰(Kapha)の不調和  
風(Vāta)の不調和  
これら三つの組み合わせ  
季節の変化(Utupariṇāma)  
不注意な行動(Visamaparihāraja)  
外からの攻撃(Opakkamika)  
業の結果(Kammavipāka)
これらは明白であり、誰でも観察できる。すべてを過去の業に帰するのは誤りであると私は説く。」(『シヴァカ経(Sīvaka Sutta)』『アングッタラ・ニカーヤ(増支部経典)』3.99)

(原文パーリ語の一部: Na kho, sīvaka, sabbaṃ kammasamuṭṭhānanti vadāmi… Pittasamuṭṭhānāni pi kho, sīvaka, idhekaccāni vedayitāni… kammavipākajā pi…)
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胆汁の不調和(Pittasamuṭṭhāna): 体内バランスの乱れ。当時のアーユルヴェーダ的な医学観に基づくもので、消化や熱に関連。

痰の不調和(Semhasamuṭṭhāna): 粘液や水分バランスの乱れによる病気。

風の不調和(Vātasamuṭṭhāna): 体内や外部の「風」(動きや空気)の不均衡。現代では神経系や循環系の問題に近い。

三つの組み合わせ: 上記の要素が複合的に絡む場合。

季節の変化(Utupariṇāma): 気候や環境の変化による影響(例:寒さや暑さによる病気)。

不注意な行動(Visamaparihāraja): 生活習慣の乱れや過労、誤った行動(例:過食や睡眠不足)。

外からの攻撃(Opakkamika): 外部からの物理的危害(例:怪我や暴力)。

業の結果(Kammavipāka): 過去の行為が原因で生じる苦しみや病。

ブッダは、これらが「明白な事実」(paccattaṃ veditabbaṃ)として観察可能であると強調し、業だけが原因ではないこと述べる。

 

業因縁起非唯一:業因縁起 唯一に非ず
三液失和病自生:三液和を失して 病自ずから生ず
寒暑相侵傷臓腑:寒暑相侵(おか)して 臓腑を傷め
行違招患最分明:行違(ぎょうい)患を招く 最も分明なり
外傷刀杖尤須避:外傷刀杖 尤(もっと)も須らく避くべし
宿業雖存可転晴:宿業雖(いえど)も 存すれば転じて晴る可し
正念調和四大体:正念 四大体を調和し
八支聖道是医精:八支聖道は 医の精なり