過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「なぜきみは生きるのか」。難しい本を読んでるね

「ねえ、おとうちゃん、この本いいよ。すごいよ」
──ん?どれどれ。「なぜきみは生きるのか」。難しい本を読んでるね。お、10歳からの人生哲学って書いてある。
「うん。読んでるよ。それでいろいろわかってきた」
──なにが?
「どうして、人は死ぬのか。生きものは死ぬのか。死んだらどうなるのかって」
──ううむ。そういうことがわかってきたか。たいしたものだ。おとうちゃんは、それはまだ、わからないから、明日、読んでみることにしよう。それにしても、いい本を見つけてきたね。
「おとうちゃんの本棚にあったので、そこから見つけてきたんだよ。そしたら、すごくいい本だった」
──そうか。お、これは図書館の廃棄本だね。もらっておいてよかったね。
あかりは、ちびまるこばかり読んでいると思ったら、こういう本も読むようになったか。