過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ZOOM楽座「いまオウムを語る」4月22日(土)14時〜

ZOOM楽座の案内。「いまオウムを語る」

4月22日(土)14時〜17時の3時間。

参加ご自由。公安の人でもだれでも。できれば、元オウムの人に出てもらいたい。顔出しご自由、匿名ご自由。途中入退室可。聞くだけでも可。参加費無料。
下記をクリックすれば、参加可能。

https://us06web.zoom.us/j/4568526263

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池谷がオウム年表とオウム用語をつくる。最初の30分を概説。あとは自由に論じ合う。話題は参加者のレベルによって、いくらでも変化していく。

ぼくはオウムの修行には詳しくない。体験していない。

ただ、麻原の説法にはナマで接している。ぼくが主催していた集いに、麻原が出てきてくれることにもなっていた。その打ち合わせもした。けれども、途中で、米軍機が空中から毒ガス散布して重タイということで、キャンセルになったけれど。

元オウムの友人は、参加してくれればいいのだが難しいだろう。誤解と偏見が強いし。暮らす上でのデメリットも大きい。
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ともあれ、こんなあたりを論じたい。

①なにより、オウムは見ていておもしろかった。麻原彰晃がおもしろい。どこがどうおもしろかったか。

②なぜオウムがあんなことになってしまったのか、その原因はなんだろう。麻原に心酔したサマナたちは、どうしてそうなったんだろうか。麻原の力は、どこにあったのか。

③オウムは「ヨーガ」(ヒンドゥーの体系)と「初期仏教」(パーリ仏典、テーラワーダ)と「密教」(チベット仏教)を総合的なつなぐということもあったろうと思う。

なによりも、それなりの修行メソッドをもっていた。ちゃんと修行した人たちは、身体的実感を得ていた。

④オウムの背景にある、ヨーガや初期仏教、そしてチベット仏教などの源泉も見てみたい。

⑤いまの日本仏教のありようを逆照射することにもなる。日本仏教は、生き方の役に立っているのか。修行かあるのか、身体実感はあるのか。
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ある友人が言っていた。

「オウムを私たちは笑えないんだ。
私たちは日々、真面目に仕事して税金も納めている。いいことをしていると思っている。
しかし、実は国家レベルで、たいへんな悪事をしている。はちゃめちゃなことをしている。そのことが、明かされる時が来るかもしれない。だから、かのオウムの事件は、日本の将来を暗示している。

オウムの信徒は、日々、上九一色で日々、真面目に修行していたら、ある日、突然、機動隊に包囲された。教祖は逮捕。幹部たちが次々と逮捕。そして、自分たちの知らないうちに、オウムが悪事をしてきたことを初めて知った。日本もそういうときがいつかやってくる」と。

その言葉がずっと引っかかっている。
なるほどなあ。いまの政府の動きを見ていると、そんな気もしてきている。