過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「学校はもう行かない」 あかりは、深く心を固めていた。

「学校はもう行かない」
あかりは、深く心を固めていた。

─そうか。でも、行きたくなったら行けばいいんだよ。

「ここまで頑張ったんだから、もういかなくていいでしょう。だって、学校っておもしろくないんだもの。それに、自分で毎日、べんきょうするし。九九だってもういえるし、〈くらい〉もわかったし。絵本も毎日、たくさん読んでるし。」

─そうだねえ、まあ行かなくてもいいし、行ってもいいし。どちらでもいい。行きたくたくなったら行けばいい。
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ということで、きょう学校の担任の先生に、伝えてきた。

─あかりはもう学校に行きたくないと言っていますので、9月からもう行きません。
「あらぁ、それは困ったわねえ。午前中だけでもくるとか、難しいですか。」
─ああ、たしかにそれもいいですね。週に一回とか。図書館にだけ行くとか。まあ、親としては、そもそもマスクして授業を受けさせたくないとも、思っています。
「マスクは、したくなければしなくてもいいですよ」
─あかりの気持ちを大切にと思っています。先生にご迷惑ばかりおかけしますが。
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きょうは、小学校の親たちが奉仕作業の日で、ぼくはエンジン草刈機で、草を刈ってきた。
すごいことに、9割の親たちがマスクをしてた。この暑いのに、こんな広い校庭での作業なのに、なんということだろう。

大人はマスクしたければ、すればいい。
しかし、子どもにマスクさせるのは、酸素がいかなくなるし、二酸化酸素濃度が高くなって、脳細胞の発達が阻害される。なにより不自由で不快。
そして、マスクなどしても、全く意味がない。
子どもから元気とコミュニケーション能力を奪うだけ。