過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

すこしずつ、世話役の方、サポーターの方があらわれてくる

女性がイキイキするのは、ひとつは料理。お喋り。おいしいものを食べるとき。
いちばんいいと思うのは、みんなで料理をすること。大根や人参やネギを刻み、味噌汁の味付けをし、調理をしながら、おしゃべりすること。
亡くなった夫の話、嫁姑の体験などの語り合いも楽しい。それが、生活リハビリになっていく。
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84才の女性をお誘いして、昼食から参加してもらった。ひとり暮らしで話し相手もないので、時間はたっぷりあるという。「この年になって、新しいことに挑戦するのはおもしろい」と言ってくださった。
いつもよく気がつく方で、おやつのお汁粉と米粉団子の素材を持ってきてくださった。一緒に作りながらお喋り。みんなでいただきながらお喋り。
その流れで、利用者さんの「送り」にも同行してもらった。クルマの運転ができない方なので、春野町でも訪ねたところのない集落をドライブすることになり、喜んでおられた。
こちらも助かった。むこうからも感謝されて、シクラメンの鉢を頂いた。
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また、午前中には、友人のYさんと、ご近所の90才のおじさまが遊びに来てくれた。稲わらを持ってきて、新年の飾りとなる注連縄(しめなわ)づくりを教えてもらった。
また、近所の81才になるIさんと散歩で会ったので、門松作りのお願いをしてみた。地域の野球部のピッチャーをしていて、日頃から練習しているのだが、「さすがに齢で、もう門松作りも難しいよ」と言われたが、こちらで材料をそろえたら、きっと作ってくださると思う。
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こうして、すこしずつ、世話役の方、サポーターの方があらわれてくると思う。一人、二人と現れてくる方と利用者さんをつなぎ、語らいの場を作ってゆく。それが、ぼくの役割となる。

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