過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

電話で移住相談をよく受ける

電話で移住相談をよく受ける。タイミングがいいと、いろいろおしゃべりとなる。いそがしいと、ぶっきらぼうだ。あかりが泣いてたりするしね。

あとは、電話で得た相手の感じ・エネルギーにもよる。相手は、逆に「この人って感じが悪いわぁ」と思っているかもしれない。まあ、これはビジネスじゃないので、縁があれば役に立たせてもらうというありようなのだ。
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とくに春野に住んでもらおうという意図はない。その人が、価値が高まるようないい場所があれば、どこでもおすすめする。

なにをしたいのか、どんな場所がいいのか、予算はどれくらい、仕事は、それらによって選択肢が沢山ある。

ぼくは縁があって春野に移住して9年。しかし、もしも、10年前に戻って移住地を求めるとしたら、まずは「温泉のある所」「広葉樹の森のある所」だ。

疲れても温泉があると、疲れがとれる。友人が訪ねてきて、一緒に温泉に行っての長話も楽しい。月夜に森の下を散策したい(スギやヒノキの密集した森では、そういう気になれない)、笛など吹いてみたい。
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ともあれ「住めば都」という通りで、暮らしてみればどこでもいいのかもしれない。集落や隣家との付き合い、日当たり、見晴らし、風通し。交通機関医療機関、子育て環境、いろいろな要素がある。一概には言えない。できれば、首都圏にクルマで3時間以内って所がいいのではないかとも思うが。

その人に応じた、その人学びの場が見つかる。そして、たいせつなのは、移住者同士と地元のネットワーク。いい友人に恵まれれば、暮らしは心身ともに豊かになる。自分としては、その点と点を繋ぐ役目とも思っている。