過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

早く花よ咲けとせきたてるように降る雨と

花や草、樹木の成長には恵みの雨。これを「催花雨」(さいかう)という。早く花よ咲けとせきたてるように降る雨と。

しかしまあ、雨はうっとおしい。ぼくは報告書やら決算書類やらで、気が晴れず。

──────────────
領収書 整理終わらず 雨ざあざあ

ぱらぱらと 雨がふるふる 気は晴れず

しょぼしょぼと 雨がふるふる 憂いあり

憂いつつ けふも仕事だ 雨ぽつぽつ
───────────────

雨の音。しとしと。しょぼしょぼ。ぽつぽつ。ぱらぱら。ばらばら。ざあざあ。どうどう。ごうごう。俳句をひねると、季節の移り変わり、音の響き、そんなところにも関心がいくようになる。