子どもの素直な俳句が、なかなかいい。伊藤園のサイトで見つけた。みなさん6歳から8歳くらい。
──────────────────
おじいちゃん 今年はお空で お正月(7歳)
どうどうと 空に出てくる 太陽は(8歳)
こがらしと かけっこをして 家帰る(8歳)
くつひもに ゆうきをこめて さあはしれ(8歳)
おほしさま とってみたいな いっこだけ(5歳)
──────────────────
こうしてみると、俳句は5つくらいから100を超えてもできる国民芸術のような。年齢、体力、経験、性別、ほとんど関係なし。
俳句の巨匠とか、先生だからといって、すばらしい句がよめるわけじゃあない。自分ならではのいまの暮らし、この日常、喜怒哀楽の体験や感覚をうたえばいいわけだ。
なにより人生の心象スケッチになる。句を読んだそのときのありありとした感覚が刻印される。それを読み返すと、その感覚が蘇ってくる。
どんなことがあっても、すべてを俳句の種にしてしまえ。そんなところが、生き方としておもしろくなってくるように思う。