過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

妻の妊娠中の夫の役割。妻にどういうサポートが必要か。

看とりとおくりの企画と段取りがおわったら、こんどは出産の本作り。

いま「産前産後の夫の役割」(仮タイトル)という冊子づくりをはじめている。まだ、一歩踏み出したばかり。仏教とか宗教のことなら、すぐに書けるんだけど、こちらは難しい……。

皆さんの体験からのコメントを頂ければ、ありがたいところ。

大きくは、「妊娠中」「出産直前」「産後」の3つの時期に分けられるだろうか。育児までは扱わない。

まずは、妻の妊娠中の夫の役割。妻にどういうサポートが必要か。

「妻から母になっていく」

女性は、妊娠がわかったときから、胎内に我が子を感じる。母親の実感が湧いてくる。ところが、夫はどうだろう。子どもができることは、とってもうれしい。けれども、父親の実感は、ほとんど湧かないのかも。リアリティがない。妻のお腹が大きくなっても、なかなか感じらない。

「妻は心身が大きく変化していく」

妊娠すると、女性はホルモンバランスが激変する。身体的にも精神的にも変化が起きる。

体の現象としては、疲れやすくなる。体が重たい。立っているのがつらい。重たい荷物が持てない。億劫になる。食事の支度もたいへん。

心の面では、イライラする。スッキリしない。暗く欝々としてくる。愚痴が増える。ときに泣き出したりすることもある。

妊婦は、とにかく不安になる。不安だから、話を聞いてもらいたい。話を聞いてくれないと感情的になる。夫はムカッとなる。しかし、反撃してはいけない。スルーする。耐えるのみ。

妻が安心できる言葉をかける。妻が気分転換できる機会をもうける。

ここが、夫婦の絆が深まるたいせつなポイント。その後の夫婦関係や親子関係に大きく影響することになる。

……と書いているけど、できなかったなあ。反省することばかりで。