過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

足元を固めねばいかんなあ……

仕事は、お金にしないと、完了したとはいえない。ボランティアは別だけどね。あたりまえだけど、請求書を発行して、入金確認する。あるいは催促してお金になるまで、集中力をもつ。

サラリーマンのときには、そんな心配は必要ない。営業がいて、広報がいて、制作部があって、経理部がいて請求書の発行から入金確認、決算処理など分業ですすむ。

フリーで仕事をすると、そうはいかない。なにからなにまでやらなくちゃいけない。それがまあ、気楽だし学びがある。だけど、やはりどうしてもヌケが出てくる。

昨年、ある会社から商標登録のことで、コンサル的な仕事を請け負った。契約の見直し、新規の商標登録、契約締結交渉。他社との裁判も視野に入れて、いろいろ問題点の整理と戦略立案のアドバイスをさせてもらった。

こういうのは、スパッとは終わらない。えんえんと続くかもしれない。なので、1期のテーマはここまで、2期のテーマはここまで、3期はここまでと区切っていった。期が完了すると、その仕事の請求書を発行していた。

また、継続して仕事の依頼があった。今回は、特許庁との交渉やら、商標権を渡さないという他社との交渉も出てくる。これは、厄介だ。

ところで、これまでの分の請求は、ちゃんと入金されているかなあ。そう思って確認してみたところ、入金されていなかった。

依頼主に問いあわせたところ、昨日、やっと支払いの期日を示してきた。それがなんと、請求書を発行してから「一年後の支払い」。のんきに構えて確認しなかったこちらも問題もあるけど、ついうっかりではすまされないことだと思った。

こうした姿勢の会社もあるものだと、あらためて学びがあった。相手が相当にテキトーで杜撰なのか、あるいはまったくカネがないのか、あるいはこちらが見くびられているのか、どちらかかなんだろうなあと。足元を固めねばいかんなあ……。