過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

道案内は、自分自身の楽しさ、快適さ、自由さ、ラクラクさ

外を歩きたい、外を歩きたい。あかりは、二つの拳を盛んに叩いてアピールする。言葉は出ないが、ジェスチャーで示す。きょうもまた、ちかくのホタル公園に連れて行く。

ずっと歩いている。倒れるとすこしつらそうな顔をする。また立ち上がる。そしてまた倒れる。立ち上がる。歩く。その繰り返し。楽しくて仕方がないようだ。

子どもにとって、「これが正しい」というものはない。教わるものもない。教科書もお手本もない。自ら試してみて、失敗して、また試してみて、うまくいった。そしてまた挑戦していく。その繰り返し。

その過程の中で、ムダな動きをなくしていく。もっとも無理のない自由な動きを発見していく。身体の神経回路をむすんでいっている。道案内は、自分自身の楽しさ、快適さ、自由さ、ラクラクさだ。