過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

アイガモ君がしっかりと雑草を食べてくれている

今年の田んぼは、アイガモ君がしっかりと雑草を食べてくれているので、まったく生えていない(1枚目)。去年の田んぼは、土が露出したところなどは、びっしりとコナギが生えている(2枚目)。

ヒエは稲にそっくりで、最初は見分けがつかない。成長するとしっかりと根を張って、まことに逞しい(3枚目)。稲にいく養分がとられてしまう。こんなに根を張っていると、抜くのにものすごく力がいる。足をふんばって両手で「うん」と思いきりひっこ抜く。そんなヒエがあちこちに生えてくるのだ。農家はこの手間がたいへんなので、除草剤を使うことになる。ぼくたちは、がんばって完全無農薬。だから、ヒエとの戦いは続く。

ヒエは双葉のうちに除去するのがいい。そのためには、田植えして4日後くらいがひとつの勝負どころ。箒やチェーンを引きずって除草する。ただ難しいのは、田植え後の稲が根を張ってないと、稲までダメになる。根が張っていれば、チェーンを引きずっても、ひとたびは倒れるが、あとで立ち直ってくる。ヒエの双葉だけが、水面にぷかぷかと浮かぶ。

去年は、初めての田んぼだったので、そんなことを知らなかった。まわりの農家に、無農薬のところはまったくなかった。だから、おっとり構えていて、あとでたいへんなことになった。ことしは、早期除草をやったうえに、アイガモ君を投入したので、かなり完璧だと思う。