過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ブルーベリーの果樹園引き継ぐことに

「ブルーベリーの果樹園をおまかせしたい」。ということで、きょう斉藤さんから、正式に引き継がせてもらうことになった▲10年育ったブルーベリーが100本、そして銀杏がある。夏にはブルーベリーが食べ放題だ。出荷しても10万円くらいは収入があるよ、という。ジャムにして販売してもいいね。

この果樹園の維持がかなり重荷だったとみえて、斉藤さんは、やれやれとホッとされた表情。こちらは、〈盲蛇に怖じず〉で、すすんでいくことになる▲仲間を募り、果樹園を栽培していく。草刈りに剪定、木の下には木材チップを敷き詰める。鉄のパイプを打ち込んで、ちゃんとした網を張り替える。そんな作業だ。

昨日もまた、果樹園に行ってみた。ちょうど尾上さんが草刈りをしていた。隣接する広大な山を持っておられる方だ。よく知っている人なので、心やすい▲果樹園の隣には、尾上さんの整地した土地がある。ある人が蕎麦屋を開業しようとしてやめてしまったという▲「東屋を建てたい? ああ、いいよ、好きに使ってくれ」「シイタケを栽培したい? ああ、うちのコナラの木を伐ってもいいよ。重たくて運ぶのがたいへんなら、この森のなかで栽培すればいいよ」「炭焼き窯を作るのに、赤土がほしい? ああ、好きなだけ持っていきな」▲そんな立ち話であった。せめてお礼に、草刈りのお手伝いをさせていただこう思っている。ちかくに空き家が二軒ある。お借りできれば、みんなで泊まりがけで作業もできるかな。いろいろと、ありがたいことばかり。