過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

梅が30キロ

今月は、梅月間だ。台所には、梅をつけた大きな8リットル瓶が8本。所狭して並んでいる。梅砂糖、梅醤油、梅味噌、梅シロップなどだ。さらに、保冷袋に入れた梅干が箱の中にどどーん、と寝ている。いくらなんでも、これだけつくればいいと思うけど、いまの時期にしか梅はないから、もうすこしつくっておきたい。

昨日は、梅が取りきれないのでどうぞ、と言われて梅を拾いにいった。わがや栗畑のとなりの梅林だ。ほとんど黄色く熟していて、歩いているそばから、ぽたり・ぽたりと落ちてくる。実をもいたり傷んでいないのをひろったりして、30キロにもなった。アクをとるために2時間ばかり水につけると、かなりの梅が、茶色くなってしまった。まあ、それでも青梅を寄り分けて、梅干、梅砂糖、梅醤油、梅味噌をつくることにした。いちばん期待したいのは、梅味噌だな。これはおいしい。

問題なのは、黄色く熟したやつ。捨てるのはもったいないので、傷んだところを包丁でそぎ落として、煮たててジャムとした。梅肉エキスの手間を思えば、たいした苦労じゃない。で、できあがったジャムを試食したら、おいしいこと。強烈な酸味と甘さに目が覚めるほど。よしこれはいい!  一年分のジャムを作るぞ。ということで、この雨の中、きょうも梅をひろいに行ってみようと思うのだ。