過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

深夜にネズミが

キッキッキッ、ギューギューという音がしきりにする。流し台の下の方からだ。長靴で床をこすったような音。どうも、ネズミ取り用の粘着シートにかかったようだ。ネズミが、苦しそうに喘いでいる鳴き声なんだろう。もがけばもがくほど、くっついて苦しかろう。

夏の頃には、天井裏で走りまわるわ、食料を食い荒らすわで悩まされたネズミが、近ごろはがいなくなった。と思いきや、今日はまたしても侵入してきた様子。ガリガリと台所で音がしていた。そのネズミがかかったのだ。

しかし、この深夜だ。これから粘着シートにかかったネズミを捨てるわけにもいかず。だってそれ、あんまり見たくないからね。でも、しきりにキーキーという苦しそうな音を聞きながら過ごしているのも、落ち着かない。ネコはネコで、そしらぬ顔で膝の上で気持よさそうに寝ているが。