過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

台所にヘビさん出現

ネズミが天井を走る。台所でガリガリとかじっている。巨大なネズミと小ネズミも発見。▲いよいよ、ネズミ捕りの開始だ。ネズミ捕り機のお餅を取り替えて、粘着シートも敷いた。ついでに台所の片付けをしていた。▲すると、棚の上でキーキキキキというネズミの鳴き声がする。▲なんだ、上にいるのか、と思って棚に目をやる。▲と、なななんと、模様がずるずると動く。よく見たらシマヘビだ。いままさに、ネズミを呑みこんでいるところだった。呑み込んだところで、しばらく動かないまま。

さてさて、どうしよう。ネズミを獲ってくれたヘビさんには悪いけど、出ていってもらいたい。しかし、恐ろしくて追い出せない。▲マムシ捕りのバイト経験のある友人にきてもらう。彼が火バサミではさもうとしたら、するりと逃げられた。いまは棚の奥に身を潜めているはず。ネズミを平らげて満腹でしばし寝て過ごすのかもしれないぞ。

友人が言うには、家にはヘビが主でいたほうがいい。運もいっしょにいることになるから、追い出さないほうがいい。仲良く共存することを考えなくちゃ、と。▲いやしかし、このまま、居座られても困る。なにしろ気持ちが悪い、なんとも恐ろしい。そういう気持ちが強いが、この山里に来てよくヘビさんに出会うので、ぼくもだいぶ慣れてきた。▲まあ、向こうから襲ってくることないし、毒をもっている訳ではないので、しばらく家のネズミを平らげてもらってから、宿を変えてもらいたいと願っている。