唐辛子がたくさん実をつけてきた。なんといっても唐辛子の魅力は、生命力の塊みたいな強烈な真っ赤な色だ。
たくさんあるので、まずは乾燥させて一味唐辛子にしよう。紐で編んで飾ってもいい。この鮮烈な赤が元気を呼ぶし、魔除けにもなりそうだ。
葉っぱはジャコを混ぜ、醤油とみりんで佃煮にした。青い実はニンニクと胡麻を入れた唐辛子味噌だ。ナスだろうがゴーヤだろうが、この味噌をちょっとつければ食が進む。
食べたときに、からだは熱くなる。食後、数時間経ってもその熱さが持続している。この熱いエネルギー感覚がなかなか心地よい。
唐辛子の主成分は、カプサイシンだ。熱くなったりエキサイトするのは、カプサイシンが中枢神経を刺激して、アドレナリンの分泌を促すからだという。
赤唐辛子のシロップもつくってみた。サラダのドレッシングにするのだ。砂糖をたくさん入れて煮たのだが、ひと嘗めしただけでヒーッっと火がついたようだ。
それで閃いたのだが、これは野菜の虫除けスプレーによさそう。アブラムシや アオムシに効きそうだ。ヨモギやニンニクも混ぜたら最強ではないか。
野菜づくりは、育てて収穫、料理していただく楽しさがある。さらには、どういう性質の野菜なのか、その活用方法は、と調べていく楽しさもある。そんなことで、あれこれと唐辛子の活用法を探求しているところだ。