過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

半農半Xの暮らし方が、山里では可能かも

完全無農薬の田んぼと畑で、お米と大豆を確保する。大豆は味噌にする。青物野菜は、適当に。それで、食のベースを確保する▲あとは、3万円程度のビジネスをいくつか積み重ねていく。そういう半農半Xの暮らし方が、山里では可能かもしれない▲空き家を安く借りられれば、すばらしい。このあたりは、タイミング。タダ同然で貸してくれる場合もある。

田んぼと畑はある。耕作放棄地ばかりなので、ほとんどタダで借りられる。ただ、ちゃんと耕作しないと、あとあとずっと悪く言われることを覚悟しなくちゃいけないけど▲資源は豊富。清流と湧き水はある。切り捨てられた間伐材は無限といっていいほどある。頼めば、好きなだけ持っていけという。

問題は仕事。現金収入の道はあるか、というとかなり難しい。勤められる会社は、おそらくない▲しかし、そこは人間関係が広がっていけば、道は開けていくと思う。なにか創作するワザがあれば、ネットを上手く活用して、販売も可能▲今週、都内の友人が、訪ねてくる。山里で土日だけ電話をサポートしてくれる人を探している。月に3〜4万円になるという▲また、炭焼きの友人は、この山里で炭焼きをやればいいという。木酢液は、すべて買い取ってくれる会社がある。飼料に混ぜて肉質をよくするのだという。本人曰く。一回、炭を焼くと5万円は稼げるという▲まあ、そうは簡単ではないと思うけど、都会でサラリーマンの暮らしを続けていくよりは、ハラハラどきどき、ダイナミックな工夫と発見の人生になると思う。