過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ヨモギの活用法

ヨモギは和製ハーブ。そのまま葉っぱをむしって急須に熱湯注ぐ。一、二分おけば、いい香りのヨモギ茶となる。陰干しして半乾きにしても、おいしいお茶になる。ヨモギは浄血作用があるとも聞く。

さらに干してカラカラになったところで、両手でよく揉めば、モグサになる。揉んでいるときの香りが素晴らしい。手のツボの労宮の刺激となって、アタマがスッキリしてくる。

このモグサをスライスしたニンジン、ニンニク、ショウガの上に乗せて火をつければ、お灸となる。ビワの葉の上に乗せる両方もある。熱くなったら、すこしズラす。隔物灸というやり方だ。部屋もいい香りにつつまれる。

たくさん摘んできて陰干しして、枕の中身にしている人がいた。とってもいい香りがして、アタマが休まる。

綿の袋の中に塩とヨモギを入れて、レンジで数分。かなり温かさが持続する温熱療法となる。丹田仙骨、腎臓や肝臓を温める。いたるところに生えているヨモギ、かなり重宝なものだ。

市販のものでも悪くはないけど、自分ですべてやってみるといい。自分が観察して、ああ気のいいところに生えているなというヨモギを見つけてくる。自分で乾燥させる。自分で揉んだり、お茶にしてみる。そのことが、そのまま癒やしのプロセスとなる。