過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ざんねんないきもの事典 講演を聞きに行った

ざんねんないきもの事典( 高橋書店)。30万部も売れている本。
その監修者の今泉先生の講演を、静岡大学浜松キャンパスに聞きに行った。
小学生とその親が対象。
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やはりナマの講演はいい。じかに聞けたのはありがたいこと。
今泉先生が、どうして、海洋生物の探求に至ったのか、どうしてザンネンないきものの調査を行ってきたのか。イリオモテ島での調査方法クマがどうしてヒノキの皮を剥ぐのか。ムササビがどうして鉄橋の下に巣を作ったのか。いろいろ映像を見せてもらって面白かった。
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こんな話が印象的だった。
どうだあ!と繁栄した生物は、環境が変わると必ず滅びている。
ひっそりして生きてきたものが、生き延びてきた。ナマケモノなど。
好きなことをコツコツと続けること、それが人生の幸せ。
年をとってもますます上達することがいい。絵とか音楽とか熟練していく。
小さいときに、たくさん遊んでおくといい。
そうすると、自分は何が好きかなあとわかってくる。
自分が得意なものがわかる。
それを追い求めていけば人生は楽しい。
「かわいい」というのは、はじめはかわいくても、かわいくなくなってしまうことがある。
でも、「どうしてかなあ」「どうしてこうなるのかなあ」というのは、ずっと続けられる。
そういうことを追い続けていくと、とっても面白くなる。
おもしろいことをつづけていくと、人生は楽しい。

あかりは、アンケート用紙に書いていた。
チータははやいけど。走ったあとライオンとかに獲物を横取りされてしまうのが、おもしろかったです」
チータは最高速度120キロだとか。しかし、その後、ヘトヘトになってしまい。獲物を横取りされることがあるんだそうな。ちなみに、馬はだいたい平均60キロの速さで走るんだとか。

聴衆の100%がマスク。池谷家はマスクなし。
あかり云く。
「みんなマスクしているけど、話をしている人はマスクしてないよね。それっておかしくない。意味ないんじゃないの」
そのとおりだ。マスクするなら、完璧な防毒マスクしなくっちゃ。スカスカの布マスクでコロナウィルスが防げるはずがない。かえって、自分の吐く二酸化炭素を吸って免疫力が低下するだけ。
まちなかに行くと、もうみんなマスクしている。じつにザンネンな日本という感じ。