過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ZOOMで語りながらチャットに打ち込んでいく

コロナ禍の自粛で講座もコンサートも企画できない。でも、人と人の交流の場は必要。そこで展開していったのが「ZOOM楽座」だ。
一年前は、インドネシアハラールイスラム食)の加工場づくりとマスコミとのやりとり、デイサービス立ち上げの打ち合わせなどに使っていた。実際に加工場できたし、こうしてデイサービスも事業も営んでいる。
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3月から、およそ30本以上の「楽座」を主催してきた。
内容は、宗教、仏教、瞑想、心理療法、生き方、ヨーガなど、多岐にわたる。北海道から石垣島、ドイツからカナダ、マウイ島など各地から参加してくださる。参加者数は10〜40名くらい。
企画し実行していく中で、工夫していくというのがぼくのやり方。ただ、気が移りやすいので、長続きはしないかも。飽きてしまったらおしまい。次のプロジェクトに移る。いつも一期一会。
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で、昨日の楽座。「日蓮の中核思想と偽書の問題」というテーマ。とても煩瑣で難しい。書誌学、文献学の領域。
専門知識が必要とされる。仏教用語は聴いている人にはわからない。本門文底だの本地自受用身如来だの本因妙、本果妙などばんばんと出てくる。それで、司会をしながら、チャットに文字入力していった。
ZOOMの進め方として、いまそのとき話題になっているものをチャット機能で、リアルタイムで文字入力していった。参加者も流れが見えてくるし、なにより自分があとで振り返る時に、整理されてくる。
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音声だけは記録しているので、あとあとなにか原稿にしたり、整理する時に、そのメモが役に立つ。これは新しい発見。
これを参加者がおしゃべりしながら、各自が書き込んでいくというのは、新しい手法として面白いと思った。
あるいは、Googleドキュメントを共有設定して、そちらにみんなで入力していくという方法も可能かもしれない。
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ま、そのうち語る言葉がそのまま字幕(音声入力)として出てくるようになると思う。すでに、Googlemeetsでは、そのようになってきている(アメリカ版)。