過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

白石一郎の本を次々と読み出した

山里には書店はない。しかし、図書館近いのがありがたい。ネットで新着図書をチェックして予約すると、メールで通知があって取りに行く。クルマで7分。

古くなって処分する閉架図書をもらってきた。その中に白石一郎の時代小説があった。

福岡藩の総目付役が主人公で、藩の江戸屋敷に勤める下級侍たちの物語。これがなかなかおもしろい。

江戸の町の侍たちの暮らしぶりが、よくわかってくる。参勤交代の武士が、江戸でどういう暮らしをしていたのか。御家人や旗本の暮らしは。藩の下級侍たちは。いろいろわかってきておもしろい。

司馬遼太郎のような歴史ロマンのある小説もいいが、こちらは人生の悲哀が伝わってくる。いま白石一郎の本を次々と読み出した。