過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

お茶工場もざんねんなこと

ランの散歩の途中、この集落の長老と立ち話。かれはお茶工場の責任者。来年もやりますかと聞くと、もうやめることになったという。50年余も地域のお茶農家のために製茶していた▲もう高齢になり後継者がいない。利用するお茶農家も減ってしまったからという。機械はすべて廃棄。建物は壊すのに200万円余もかかるので、タダで貸すことにして、地代だけ年間4万円という▲大きな駐車場もある。国道に面しているので、山里の物産展などにも活用できそうに思うけど、縫製の工場に貸すのだそうな▲この山里はお茶と林業でやってきた。ともに不振だ。それで、こうしたお茶工場があちこちで使用されなくなって、廃棄の流れにある。これもまた、もったいないことだ。