過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

雑巾がけのすすめ


なにもしたくないなあ。なんかすっきりしない。つかれたなあ。
──そういうときに、思いきって雑巾がけをする。たったの5分くらいだが。

まず、キッチンタイマーをセット。
「この5分だけだから」「5分でどれだけきれいにできるか」と、ゲーム感覚でモチベーションをあげる。

はじめに床から。いちばんの足下からきれいにするので、部屋全体の空気の質が変わる

雑巾をゆすぐとバケツの水は真っ黒だ。こんなに汚かったのかと驚く。たったの5分でそこそこ片づく、すっきりする。勢いがついてきて、もっと掃除したくなってくる。

雑巾がけのいいことを挙げてみた。

一、部屋が片づいてすっきりする
二、さがしものが見つかる
三、足腰の筋トレになる。
四、気が巡りエネルギーが変わる。気分転換になる。元気になる
四、前向きな発見、気づき、ヒントが浮かぶ。
五、「よくやった」と自分を評価できる。達成感が生まれる。
七、お客さんが来ても、片づいているので、気持ちよく応対できる。

掃除に限界はない。汚れていなかったら磨き込む。続けていくと、やがて自分の心を磨いているような気持ちにもなる。下手な瞑想よりも、まずは雑巾がけだと思っている。

※スケッチは、船の科学館から東京港のコンテナ船の出入りを眺めて描いたもの。