過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2024-02-11から1日間の記事一覧

「さあこれからだ」という矢先

「そろそろ仕事をやめる。ついては、たくさんある端材を処分したい」という。「じゃあ、ぼくがもらいますよ。薪ストーブや風呂の薪にします」。製材所の社長は、軽トラックに積んでわがやまで運んでくれた。これから、なんども運んでくれるという。ありがた…

目の見えない人の感性

普通のおばあさんが、義太夫を語るというのが、江戸や明治の時代であったろう。そして、義太夫というのは、発音・発声の仕方は関西である。 「目」という発音一つでも、関東と関西では違う。歌舞伎の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)で、花魁…

途上もいい、本番もいい、終わっていくのもいい。

小澤征爾が亡くなった。直接にその生の演奏の指揮に出会ったことはない。しかしすごいな。スクータひとつでヨーロッパに渡り、そしてバーンスタインやカラヤンの指導を受ける。まったく破天荒な人生だ。 ▽東京暮らしのときは、毎月のように、コンサートに出…