きょうのデイ。4人の送迎。
Mさんは、いつもが足冷えるというので、足湯をセット。20分でからだ全体が緩んで温まる。
さらに、足の裏の湧泉(ゆうせん)のツボを押して差し上げた。手のひらの労宮(ろうきゅう)と合谷(ごうこく)のツボ。
「なんとも、気持ちがいいものだねえ」。驚いていた。足湯も手のひらのツボも初体験のようだった。
足湯と指圧で血流を促す、酸素が体中に行き渡る。筋肉の疲労回復と脳の活性化も促すのかもしれない。
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AさんとNさん、Oさんには、膏肓(こうこう)をさすって差し上げた。肩甲骨と肩甲骨の間だ。昔から「病(やまい)膏肓に入る」といい、背中のここに病気が入ると治りにくいとも。
膏肓に手を当てるだけで、温まってくる(癒気=ゆき)。ぼくが手を当てると、「うわー、温かい」といっておどろかれる。ひとが手を当てるだけで、自然と「気」が循環するので暖かくなるのだと思う。ある人は、熱くなって上着を脱がれた。
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もっともデイサービスは、こうした治療的なことを目的とするのではなくて、「日常生活の機能訓練」「介護予防」がメイン。といって、年齢的に(80代〜90代)筋トレは難しい。
ので、こうしてリラクセーションと、おしゃべりと、図画工作と、ゲームと、歩行訓練とか、いろいろ行う。それらは、ケアマネージャーのケアプランを元に、機能訓練指導員の専門家とともにプログラムを組んでいくことになる。