「いやー、たいへんたいへん。子育てたいへん。なにしろ体力がいる」
「そりゃそうだよ。よくじいちゃんはあちゃんが、孫が来たら、数日でへとへとになるよね。それが365日なんだからさあ」
「こんな年とって、子ども生まれるなんて思わなかったよ。人生の計画、みんなやりなおし」
「いいじゃないか。これまで、ひとりでインド行ったり、瞑想したり、さんざん好き放題したんだから。超尻がうまくあっているんだよ」
「それって、イソップのアリとキリギリスってこと?」
「まあ、かんたんにいえば゛そういうことだね」
というような友との会話であった。
ま、学び論から言うと、こうなるかなあ。
子どもは24時間、一緒。子育ては、時代の最先端。人類として最重要なことをやっていると思うべし。
子供を通して学ぶ。インドの洞窟で、瞑想するよりも、すごい。だって、子育ては逃げられない。
飽きたらやめる。苦しくなったら逃げてしまうという、これまでのありように対して、根本的な学びを迫られる。
そこがカルマの解消であり、魂の学びであり、解脱に至る道である。そのための子育てであり家庭であると。
ブッダは妻子を捨てて出家して、悟りをひらいたけどね。いまの時代は、家庭の中にあって、子育てしながら、悟りをひらこうとすべし。