過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ものの言い方がハートフルで、感心したのだった。

炎天下で知的障害者たち40名のスタディ・ツアーを主催。浜松市北区の「かわな野外センター」。みなさん、名古屋から貸切バスで2時間かけて、到着。

体育館でマンダラアートを描いた後は、野外炊飯でカレー作り。班に分かれて、薪割り、米とぎ、野菜を切る。かまどで火熾し。煮炊き。

食べておしまいではない。皿洗い、鍋の焦げ落とし、きちんと整頓して、収納。とくに、薪で焚くのでどうしても鍋の底に煤が着く。それを落とすのが一仕事。

野外センターのスタッフが、きっちりと指導してくれた。

「よくここまで、焦げを落としました。すごいです。でも、まだここに、ほら煤が付いていますね。残念98点です。でも、こうしてタオルで落とせば、ぴっかぴか。こうやってきれいにしておけば、次に使う人たちが気持ちいいですね。でも、みなさん、合格ですよ。すばらしい」

ものの言い方がハートフルで、感心したのだった。

ぼくなど、こういうものの言い方はできないからね。

そして、参加者は一人としてあそんでいる人がいなかった。とっても丁寧、熱心、勤勉で感心した。いろいろ学びのある一日であった。