過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

まちなかと山里をむすぶという企画

これまでいろいろな企画をしてきた。オープンハウスからトークイベント、まちめぐり、人めぐり、隠れ里めぐり、と。主軸は「人と人をむすぶ」というところ▲まずは、魅力的な人を発掘して、紹介していく。そのあたりは、ぼくの本業の編集作業と似ている。編集はいわば、その人の持ち味を引き出して、人にわかりやすく伝えることだ。

いまその方向から、わが敷地を充実していくことにシフトしようと思う▲なにしろ2000坪もあるからね。さらには、耕作放棄地がたくさん。活用しないともったいない。ありあまる山里の資源を活用して、人と人が交流できる場をつくっていきたい▲まちなかと山里をむすぶというテーマは変わらないけど、実際に「作業」を通して、がポイントになる。ありあまる宝のような山里との資源を使って、なにかを作り出す、生み出す▲さいわい山里には、先達、匠がたくさんいるので、その方たちに指導をお願いする。

まずは田んぼと畑。米作り、大豆づくり。山の資源としては、間伐材の活用。木工、炭焼き、家づくりなど▲具体的には、お米(代かき、田植え、草取り、稲刈りと稲架掛け、脱穀と籾摺り、餅つき)、大豆(種まき、収穫、脱穀、味噌作り)、蕎麦(種まき、収穫、脱穀、蕎麦打ち)、お茶(茶摘み)、シイタケ(菌打ちと収穫)、ブルーベリー(網掛け、草刈り、剪定、収穫)▲炭焼き(竹を切る、竹炭づくり)。さらには、薪割りとドラム缶風呂。間伐材をつかって小屋作り。ツリーハウス。赤土をこねて土壁づくり、など。メニューはたくさん。

それぞれの作業に参加したい人が、自由に参加してもらうかたち。参加者同士、山里の人との交流。気田川での水遊び、バーベキュー。焚火を囲んでの語らいなど。まあそんなことを漠然と考えている▲年末までに企画書づくり。浜松市の文化事業にまでもっていければ、という思いもある。