過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「みんなのはままつ創造プロジェクト」に採択された38事業のキックオフの集い

「みんなのはままつ創造プロジェクト」に採択された38事業のキックオフの集いが、先日、鴨江とセンターで行われた▲これは、浜松市が創造的な事業を行おうとする個人や団体に事業経費(上限50万円〜100万円)を補助するもの。

楽舎としては4回目の採択(前身の実行委員会なども含めて)。今回は、この天竜の山里だけで次の5団体が採択。みんな親しい友人たちで、それぞれ連携しながらサポートしあっていけるのはうれしい。

いろいろな夢、ビジョン、おもしろいことをやってみようというと、やはりお金はかかる。チラシや冊子の印刷費、会場費、講師の謝礼、音響設備、移動費、お手伝いの人件費など▲これを、参加費や寄付金で賄えるかというと、なかなか難しい▲そこで、こうした公募に提案して実現していく道がある。採択されれば、いろいろな人たちを巻き込んで、ネットワークを広げながら、夢を実現していける▲このプロジェクトは、きっと来年以降も継続されると思うので、おすすめ。ダメモトで、トライしてみるといいです。

楽舎の事業は「神社・寺社カフェ―浜松の歴史・文化資源を訪ねる」▲市内の50ほどの神社やお寺のオープンハウス。だれでもがノーアポで訪問でき、庭園見学、茶会、座禅など、住職や神主と出会い語り合えることのできる機会を設ける。神社やお寺を浜松の魅力発信の拠点にもしていきたい。

天野圭介君の「Love Farmers Conference(ラブ・ファーマーズ・カンファレンス)」▲春野の山の村で、有機農業や自然農法、自伐林業耕作放棄地や空き家、廃材の活用など講座・ワークショップ。歌手の加藤登紀子さんが手弁当、ノーギャラで駆けつけ、トークイベントが行われる。楽舎も協力。池谷も春野の暮らし、定住促進について講座をいただいている。NPO法人はるの山の楽校主催。

菅沼泰夫さん、加藤正裕さんたちによる「はるのターシャの森プロジェクト はるのアロマ」▲杉や檜、茶の実からアロマを抽出し、成分テストを行い、販売ルートを開拓しようというもの。山間部の雇用創出と定住人口の増加を目指す。春野の砂川地区の「花咲自治」が主催。

池田亮さん・大島たまよさんによる「知る・体感する・味わうお茶文化の世界」▲NPO法人OIKOS天竜が主催。放置された茶畑の再生を目指し、施肥や冬支度などの整備作業。茶菓子作り、茶工場見学、茶葉の効能を利用した健康管理などの講座も開催。

内山文寿さんによる「浜松の森林資源をプロモーションし新しいプロダクトを創造する事業」▲FSC認証林や作業道などをめぐる森林ガイドツアー。また、森林資源から新しいプロダクトを創造するためのグループトークや、“森林資源のこれから”をテーマにした展示会など。

(1枚目、3枚目は桧森さんの写真を拝借しました)