過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

宝のようなお年寄りたち

ランの散歩のとき、いつも出会う宮脇さん。春野町の老人会の会長さんだ。この方が育てた野菜は、どれをとっても立派で美しい。有機茶も栽培している。数年前までは、シイタケもたくさん栽培していた。

87歳というが、体はがっしり頑丈。自分の歯が26本もある。ビール瓶の蓋を歯で抜ける。すごいね。9歳のときから日記を欠かさずにつけている。少年兵で志願して兵隊に行ったときにも、トイレの明かりで隠れて日記をつけていた。

認知症になった奥さんの介護をずっとされていた。食事から下の世話まで。そんなことはなんでもない、と笑う。こういう宝のようなお年寄りが、近所にいる。ネギもっていくか、生姜はどうだ。はい、いただきます、といつもたくさんいただいている。ありがたいかぎり。