過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スイーツは自分でつくる

山里に暮らすとお金を使わない。お金を使うところがないからだ▲東京暮らしのときは、気分転換に喫茶店に入る、ケーキを食べる、おいしそうだというので、つい外食していた。なにしろ夜中でも開店しているからね。深夜によく出かけたものだった▲この山里は、喫茶店もケーキ屋も外食するところも、ほとんどない。ちかくにコンビニはあるけどね、ヤマザキパンとか食べたいと思わない。それで、おいしいものは自分でつくることになる。

頭をつかう仕事をすると、やたらと甘いモノが食べたくなる。そんなとき、スタバに行きたいとおもっても、片道1時間半。なので、自分でつくる▲ということで、きょうはゼンザイをつくった。小豆を圧力鍋で煮て砂糖を入れるだけ。友人の上棟式の時にもらったお餅を入れる。あとは、これに冷凍しておいた栗でも入れようか。

ケーキとかパンとかジャムとかをつくるとき、大量の砂糖をつかう。市販のケーキや菓子パン、清涼飲料水など、たいへんな量の砂糖が入っているんだなあと思う。佃煮だって、焼肉のタレだってかなりの砂糖を使う▲おいしいものってみんな砂糖漬けなんだなあと、自分でつくってみるとよくわかる▲末期のガンにかかって、マクロビオテックで治してしまった方がいるが、徹底した〈砂糖断ち〉をした、それがいちばんつらかったと聞いた。