過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

気楽に寄り合いのできる場所が

ランの散歩で、近くの農作業小屋で雑談していたおばあちゃんと立ち話。気楽に寄り合いのできる場所がほしいね、という話になる▲自然と寄り集まって、世間話に花が咲く場所。屋根があって夏は涼しくて、冬は暖が取れるところ。そんなところがほしいね、と。

ほんらい地元の公民館(自治会館)がそういう役割なんだけれども、気楽に寄り合いができない。まず、鍵を開けなくちゃいけない。夏は熱いし冬は寒い。借りるときに、お金がかかる▲で、公民館が使われるのは、集金常会といって毎月の自治会費を集めるとき小一時間集まる、あとは秋の祭、新年会、そして葬式くらい▲まあ、各地域の自治会館も、ほとんどおんなじだと思う。およそ800万円くらいの補助金と、住民の寄付金で作られていながら、もったいない限り。

ということで、いま考えているのは、うちの納屋だ。かなり大きなのが二つある。ボロいけどね。それを改装して、だれでも気楽に寄り合いのできる場所にしてみたい▲ひとつはギャラリーにして、地元の人の作品を展示する。あるいは、田舎暮らしで家さがしをしたい人、農作業したい人が宿泊もできるようにもする、と。これもNPO法人として展開していければ。