過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-05-14から1日間の記事一覧

いわば「墓質」になっている

ながい習慣、ならわしで、なんとなく死んだらお坊さん。死んだらお経ということになってしまっただけだ。いわばひとつの風景。そうして、その歴史は、たかだか数百年にしか過ぎない。庶民の仏式の葬儀は、寺請制度が作られた江戸時代以降のことだろう。ただ…

遺族のお経のほうが、つたわる

仏式で葬儀をしなくてもいい。お坊さんも必要ない、という人もふえてくると思う。ぼく自身、母の葬儀は自分でお経をよんだ。通夜でも告別式でも火葬場の前でも四十九日でも。自分でよんだ。生前も母の前でよくよんでいたし、臨終のときにもよんでいたし。ぼ…