日増しに寒くなる。日没が早くなる。冬に入ると、春が待ち遠しくなる。
じゃあ、春がいいのか。というと、たしかに春はいい。早春は特にいい。節分の当たりからの陽の光がとくにすてきだ。
でも、その季節になってみると、待ち望んだものほどのことはない。そうして、刻々とすべては過ぎてゆく。
いまが最高の季節。雨が降れば雨がいい。風が吹いたら風がいい。晴れたら晴れがいい。どんなときでも、いまの季節がいい。
いまがいい、というあり方。そういう生き方がいい。そう思うことにしているんだけどね。しかし、寒くなると起きられず。