過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

最高の名月の冴えを感じた

あかりが散歩行く。と言い出したらきかない。後でね、とはならない。即、行かないとだめ。ということで、こんな風が強い夜に肩車して散歩。妻と三人で。

まったくの闇夜の中、山の向こうにぽっかりと満月。煌々と輝くばかり。最高の名月の冴えを感じた。川も月に照らされて白く光っている。満月は神様みたいだった。月を拝んだらいいのでは、と思うほど。太陽と月を。

いいろな音が聞こえる。川の音がごうごう。風がひゅーひゅー。落ち葉が舞って転がる、ガサゴソ。まだ秋の虫が鳴いているよ。じじじじ。ちんちろりん。ぎぎぎぎ。ホタルの池に流れる水音、ごぼごぼごぼ。ぶくんぶくんぶくん。

そしてお寺の鐘の音がごおーーーーん。さらに町内に流れるチャイムの音。ランがそれに合わせて遠吠えする。わぉーーーーーーん。