過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「稲架掛」(はざかけ)づくりの苦労

稲を刈る。天日干しのために「稲架掛」(はざかけ)する。2週間くらい乾燥させると、これくらいで200キロほどの玄米になる。今年の予想は700キロ。

この稲架掛の木をつくるのが一苦労。昨年は竹で作ったが、強風でみんな倒れてしまった。10回くらいは倒れた。そしてまた、稲の掛け直しの繰り返し。

今年は、ちゃんとした杉材でやろうとした。森下さんの広大の森林で、木を伐った。さらに、ロボットのような機械で集めて玉切りしてもらった。

それを軽トラで運んで、こんどは4つに割って、先端を削る。そして、土に深く打ち込む。これならもう倒れないだろう。

こういう一連作業は、土木事業であり山仕事。お米つくるのに、いろいろと学びがある。山里に移住してのんびり暮らすつもりが、いつの間にか大規模に。予想だにしなかった。