過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スキャンダルとゴシップで賑わうマスコミ

スキャンダルとゴシップで賑わうマスコミ。テレビなどは朝から晩まで、繰り返しの垂れ流し。時間の無駄のコメント。

いっせいにマスコミ報道が加熱になる。しばらくすると、もう忘れ去られる。汚物にたかる蒼蠅のように次のゴシップに向かう。視聴率を上げることだけに奔走する。なんでもいい、加熱させればみんなが見る。読む。買う。アクセスが増えれば広告効果があがる。

そんなことを繰り返しているうちに、本質的な問題、重要な問題は埋没してしまう。

戦後からずっとつづいているアメリカ追随外交は、これでいいのか。日本としてのほんとうの独立は、いかにあるべきか。北方領土はどうする。竹島尖閣列等の領海は。中国の脅威にどう立ち向かうのか。やがて起こるであろう北朝鮮の崩壊に対して、どういう準備を。ミサイルを飛ばしてくる国に対して、避難訓練のような国防でいいのか。

難民、外国人労働者どうするか。もう訪れている老人社会、多死社会。医療費は膨大。歳入を圧迫していく。日本の農業はたちゆかない。田園風景は消えてしまう。安心安全な食の確保は。原発と電力、どうしたらいい。放射能汚染をどうくい止める。確実にくるであろうべき大地震。都市機能は東京一極集中でいいのか。

日本人として誇り、歴史、伝統の学び。子供の教育。偏差値重視の教育でいいのか。乱立して経営が成り立たない大学。ほんとうに役に立つ学力、ワザ、知識はどうやって培うか。

地方は過疎化がいちじるしい。山間部の集落は消滅していく。森は荒れる。水害と山津波、土砂崩れ。

これからの日本はどうやって食っていく。かつてのような世界に誇る技術力はもうなくなったのか、どうしたらいい。

そういったことを、静かに深く考えるようなマスコミが望ましいんだけど、それはありえない。ということで、とくにテレビは有害。もう押し入れに入れてしまって2年余、テレビに時間を取られることはないのだが。