過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

わかっていないので書くということ

「書く」ことで発見がある。なにかについて書こうとすると、それまで漠然としていたことが、みえてくる。わかっていないこと、あいまいなことがあらわになる。そこを詰めていこうとするので、ものごとが明瞭になっていく▲普通は、「わかっているので書く」のだけど、ぼくの場合には、「わかっていないので書く」ということがある▲「わからないこと」「あいまいなこと」をテコにして、書いてしまおうということだ。

日記は自分だけが読者だから、いい加減になりやすい。Facebookは不特定の読者がいるので、気をつかう。誤解されないように書こうとする。読んでもらえるように、わかりやすくしようとする。おもしろくしようともする▲そうして、反応・反響をもらえる。それを通してまた、考えることができる。こうしたやりとりを通して、思考を深化していくことができる。この過程が、なかなか楽しいこと。