過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

古来の日本が伝えてきた、もっとも尊い作業なんだろうな

楽舎の農林部としては、こうして無農薬の田んぼづくりがスタートした。まだ始めたばかりだが、いまのところこんな計画だ。まずは、無農薬でお米づくり。もち米も栽培して、収穫できたら、この近くの神社の前で餅つき大会。地元の皆さんにおもちを振る舞えたらすばらしい。

田んぼでは、マコモも栽培する。あぜ道には、大豆を。土地は広大だから、200キロくらいとれそう。収穫したら、みんなで味噌作り。小麦も栽培。冬期湛水して、ビオトープができたらいいな。無農薬の田んぼでビオトーブだから、生物多様性の観察にもってこいだ。地元の幼稚園、小中学校で観察してもらえたらすばらしい。……など、夢はひろがる。

さて、ここで作業をしていると、とても目立つ。あの連中はどこのだれだ、と注目されている。自治会長に挨拶したり、回覧板でこんなメンバーでやってます、こんな計画ですと地元に広報したほうがいいかなあ。

米作りは、実際にやってみるといろいろと困難があると思う。しかしそれにしても、田んぼというのは、すばらしい。古来の日本が伝えてきた、もっとも尊い作業なんだろうな。なにかこう、神事みたいなところがあるよ、稲作には。